SSDを旧式ノートPCに組み込む

Ultra-ATA接続のSSDを旧式ノートPCに組み込む場合の手順を紹介しよう。
用意したのはTranscend製の「TS32GSSD25-S」。
低価格でありながらSLCタイプのメモリーを搭載する交換用として人気のモデルだ。
これもネジ位置やコネクタ形状は通常の2.5インチHDDと同じで完全な互換性がある。

今回はIBM製のThinkpad T40に組み込む場合を例に手順を解説するが、2.5インチUltra-ATA接続のHDDを搭載するPCであれば、ほぼすべての機種に搭載可能だ。

CF(コンパクトフラッシュ)カードには、IDE接続のHDDと同じ規格のメモリーコントローラが搭載されている。
電気的な信号にも互換性があり、異なるのはピンアサインのみだ。
コネクタ変換基盤を利用して接続すれば、実はSSDとして動作できてしまう可能性がある。

もちろんメーカー保証範囲外の利用法になるので自己責任での改造になるが、実現性はかなり高い。
本格的なSSDに比べて、より安価にDIY感覚で疑似SSD化ができるのが魅力だ。