オリンパスE-3のAFは世界最速だった

E-3のAFは世界最速というのが売りだが、確かに恐ろしく合焦が早い。
E-1が「キュキュッ」という感じだとすると、E-3は「カッ」で終わりだ。
精度と速度は11点あるセンサーすべてで変わらず爆速。
これは同時開発のSWDレンズの性能も大きいが、従来のレンズを使用した場合でもE-1より高速だった。

AFセンサー自体も強化されており、体感で2段分ほど暗い場所でも合焦する。
E-3のAF補助光は本体内蔵フラッシュを利用するが、よほど暗い場所でないと必要ないだろう。

また、ファインダーのできも素晴らしく、もともと不満のなかったE-1以上に鮮明だ。
ファインダーの視野率はほぼ100%で、倍率は1.15倍。
この視野率というのは一眼レフでは重要なポイントで、100%なら見たままが写るということ。
E-3のファインダーは、マニュアルフォーカスでもピントの山がつかみやすく、正確なフレーミングができる。

さすがフラッグシップモデルだけあって、スペックにあらわれにくい部分にも手抜きがないという印象だ。